桜並木をてくてくと
第35節・岐阜戦、第36節・山形戦、第37節・福岡戦
前のエントリーを書いたあと、ふと家の大規模模様替えに着手してしまい、ブログ書くどころのさわぎではなくなっていました。アップライトピアノを他の部屋に移動させたら、しばらく筋肉痛で死んださ…。
しかし、立て続けの3戦の成り行きを見たら、書かないわけにはなあ…。
vs岐阜(A) 0-6 ○
vs山形(H) 2-2 △
vs福岡(A) 3-2 ●
岐阜戦は相手の不調につけこんでのラッキーだったなあ、と思わざるを得ない。そういうこともある。
それでも、向こうにチャンスを与えたことも度々あったし、スカパー観戦だったからかもしれないけど、点差ほどの完勝感はなかった…ように思う。カイオが得点したことで、「よかった、今回のキャンプはなにか成果があったみたい」と胸をなでおろしはしたのですが…。
次の山形戦も、福岡戦も…なんというか…「妥当な結果」と思えてしまうのが、一番悔しいな。
サポーターとして勝てばラッキー、分けたり負けても「理由があるからしょうがないよな…」と思えてしまうのは。
ことしのチームはここぞって時の気力と体力がない。気迫もない。
「技術はある」とよく聞くけれど、それを表現するためのパワーがなければ、そんなものはないのと同じで、意味不明な呪文ですよ。
根本的には年初のキャンプからの体作りがうまく行っていなかったんではないか、と思うのですが(これはほんとはシーズン終わるまでは判断保留にしようと思ってたんですが、今の状況で動けないというのは、どうしようもないと思うので言う)、各対戦相手に対して、スカウティングとかまともにしてるのかなあ?と思うような、上から目線の舐めた戦い方して、案の定危機管理の不十分さを毎回露呈してるのもだし(相手のエースを簡単にフリーにするのも、相手のサイドからのクロスに特に注意すべきなら、なぜそういう戦い方に向いた人間をピッチに送らないのか?ってことも)
私は、選手のしていることと監督のしていることを区分してどちらかが悪いと決め付けるのは、そこを判断する能力も裏づけとなる情報も持っていない以上、なるべくしたくない。
けれど、明らかな監督の仕事として、求められるはずの仕事に合わない選手起用など、試合で見える部分だけを取ってしても疑問に思う点はいくつもある。
わざと毎回毎回違うかたちでボタンの掛けちがえをして、おっさん露悪趣味なのかと思う。
ただ、選手の方にもそういう監督の志向にもたれかかって、甘えてるなあというか、楽なほうに逃げてるなあ、と思える部分もすごく感じるのね。決まりごとはきちんとやってて出来てるからそれでいい、とか。
言われたこと出来てても、その上で毎試合失点して、負けてたら意味ないのよ。
求められたことを自分のレベル内で一生懸命やってても、それで結果が出なければなんにも意味ない。
「下位にはなんとか勝てるけど上位には勝てない」
それがうちの現状で、今までの調子でやってたら、うちが発揮できる力のレベルは(大いに問題のある監督力も含めて)その程度なんだから、なにかそれぞれがブレイクスルーしていかないと、それ以上には上がれないってことですよ。
悲しいかな、今の状況では、上が落ちてくるのを待ちながら、こちらは今まで重ねてきた失策のつけをものすごい勢いで取り戻していかなければ、欲しいものには手が届かないのです。
それには、普通に頑張ってるじゃだめなことくらいは、判りそうなもんだけどな…?
今の時点で必死さが、まるで感じられないってのは、単に頭悪いってことだよ。
気持ちは見せるものじゃなくて、見えるものです。ほんとに必死にっていうか、自分の力を尽くして立ち向かっているプレーは見えるし、伝わる。
そういうことをせずして、今から対戦するあらゆるチームに勝っていけるほど甘くはないと思います。
3試合にわたって、個人の誰がどういうプレーしてたからいいとか悪いとか、言い出したらキリないので、ふたつだけ。
私は攻撃面でジウトンを買っててすごいブログでも推してたので、アレー不在で出場機会のやってきた彼が(この局面でJ初出場のC契約選手をいきなりスタメンに持ってくる監督はどうなのかという議論もありますが、とりあえず置いといてください)守備面での弱さを露呈したのはかなりしょんぼりなのですが、彼の運動量はやっぱり脅威だし、真司がポイントポイントで思い切って攻撃に打って出れてるのも彼の前への動きのおかげはかなりあると思うので、痛し痒しだなあと…。
それと「真司がよくなってきてるね」という意見をちらほら聞きますが、まだ単純にそうともいえないかなあと思ってます。
ジウトンが攻撃面で合っていることで助けられている面もあるし…もちろん真司自身の連続ゴールは目立ちますが、それこそ前線から守備をするような動きとか、全般的な運動量は、得点にも絡めなかったときよりサボってるくらいなんじゃないかなあ、と思う。山形戦の2失点目なんかも、ヤナギ一人じゃがちがちに詰めていけないんだから、後ろで見てないで真司もフォローに行くべきだったと思う。(さすがに失点したときものすごくがっくりしてたけど)とにかく守備面はまだまだ修行要だなあ、と思う。
でも、視点を変えれば、90分自分を保たせるためにあえてセーブしてる部分があるのかなーと思わなくもないです。前半特に抑え気味に入ってて、後半に動きよくなるなあ、というのもここの所思うし。
得点機に絡むシーン以外は消えている時間も長いし、フルに動くのには限界がある分、頭使ってメリハリつけてるのかも…と。(福岡戦でも最後まで気概を感じさせる動き見せてたのは結局真司だったりしたしね…)
代表から戻ってきた当初は体もだけどアイデア面が枯渇してしまっている感があったのでそれよりはずいぶんいいのかな…。ペナ内での冷静さと、展開のアイデアに関してははっきりと冴えが戻ってきてると思うし、なにより貴重な得点をコンスタントに得てくれていることもあるので、それはそれであり、という考え方もある。
まだまだ、本来の彼のパフォーマンスでは決してないと思うけど、よい方向には向かっているのだと思いたいです。
次はホームの広島戦。
相手はJ2優勝がかかっているそうなので、なにがなんでも阻止したいし、どの上位チームも簡単に勝てなくなってきている中で自分たちの順位を一つでも上げるために、必死に体も頭も使って、選手だけじゃなく、サポーターも頑張りましょうよ。
可能性があるうちに諦めるならサポーターとしての存在意義ないですよ。
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PROFILE
(twitter:@rayrblu)
セレッソ大阪をのんびりまったり応援しています。
2013年。今年は節目の年になりそうな予感がします。
なんせあの子が8番をつけたんですもの。なにかが起こらない、わけがない。
元8番の眠い目のネズミくんと、イギリスでもやっぱり頑張る慎重でせっかちなコマねずみ君も引き続き全力で応援しています。