桜並木をてくてくと
2011 J1第6節・清水戦(H)
まったくもう、ほんとうに上がり下がりの激しいチームだこと…。
前節の神戸戦の最悪の内容での大敗で、やっと目が覚めたのか?
本当にこれではいけない!と思ったのか。
大敗の次の日のステップアップリーグ神戸戦では4-0の快勝!
いぶきの森行ってたのですが、2得点あげた健勇が本当によくて…おそらくはここのところのサテでの好調を受けて神戸戦でやっとベンチ入りできたものの、ベンチであの大敗を見ることとなったので、ものすごくモチベーションが上がってたんだろうなと思うのですが…。そして、それが清水戦にもつながってきます…。
去年もでしたが、しんどいときでもBチームの押上げがあれば、まだまだチームは生きられる!のです。
前半こそ清水と一進一退の攻防を繰り広げ、一歩間違えば危うい場面もあったのですが、なんとかしのぎ…それでもセレッソは前節とは全く違っていた。
一つにはマルチネスと中後の復帰。
とりわけマルちゃんの存在は、本当にセレッソにとって大きいんだということが、彼のいない試合の後ではひしひしと感じました。あのひとはほんとすごいわ。
やっぱり彼が持って、溜めて捌くことで、全体のスピードがコントロールされるので、夏場は特に彼の存在が重要なんだなあ、と痛感しました。マルちゃんがいない間は、そこがノーコントロールで、行くときは秩序なしにイケイケガンガン、疲れてくるとぱったり…という感じになってしまっていたので…。
彼がいるだけで、チームが意志的なリズムを持ってくるのです。すごい…。
そして、中後くんもすっかりマルチネスの相方としてのバランスに習熟してきたようで…この試合についてはほぼ完璧な出来だったんじゃ?もう、ちょっとマルチネス-中後のコンビは動かせないなあ、という気にさせられました。
また、清水のようにクリーンで、美しいサッカーを目指すクラブ相手には、マルちゃんがとても力を発揮できるので、それもよかったです。
でも、彼はボランチの位置でタクトを振るうだけじゃなくて、とんでもない運動量で中盤のみならず後方の守備のケアまでもきっちりと顔を出し、前線に上がってはシャドーと、SBと絡み、自らシュートも狙う。
この日のマルチネスの機動性と守備範囲の広さは、本当に怪我明けで痛みを抱えるひとのそれとは思えないもので、それは、今やとんでもなく平均年齢の低いチームとなったセレッソの、高い技術はあっても90分ピッチ全体を見てプレーすることについて習熟しているわけではない若い選手たちに、見本を示すためのように思えるほどでした。
そして勝ち負けなんていうのは、ほんとにちょっとのところを相手より一歩先行くか、行けないか、そのちょっとした差の積み重ねなんだってことを思い知らされた試合でした。
少なくとも今のセレッソにとってはそうなんだってことを。…そして去年の勝っていたときだって、決して楽に勝っていたんではなく、夏場のきついときに、他のチームより運動量で勝っている、というところでまずアドバンテージを取れてたんだってことを思い出した。
もう、そこのところは崩せないのです。全員がぎりぎりまで行くべきところまで行かなければ。
だから、そこを本当に本気で、必死でやれないような選手は、今のセレッソには不要なのです。清水戦、ピッチ上に立っていた選手は、みんな必死でやれていた、そういう選手たちばかりだった…と思うよ。
久々の先発のシャケも、慣れない左SBを必死で取り組んだ大輔くんも、乾もボギョンも倉田も塁も。
サブに回されて、大輔の負傷で途中出場の丸だって、ここのところ迷い多いプレーが目立っていましたが、この日は守備重視で頑張っていたと覆うし、いきなり右SBに入れられた螢もそう。
だから勝てた。
そういう雰囲気を作れた。
ここから後半戦はここをポイントゼロとしてここから始めなくては、そういう指針になる試合だと思うし、大差の勝利という点では同じ、前の柏戦とは違う、今年のセレッソのターニングポイントになる試合なのではと思えました。
大差をつけられたところで、いよいよ2011年セレッソの最終兵器・杉本健勇のデビューもかざることが出来ました。短い時間ながら、裏への飛び出しからのファーストタッチあわやゴール?!のチャンスといい、乾の決めた4点目につながるパス出しといい、スケールのでかさ、存在感をしっかりと見せ付けることができたんじゃないでしょうか?
私はこのひとは、西澤明訓を軽く越えられる才能なんじゃないかなと思ってるので、一年間サテライトでなかなか本来のFWというポジションはさせてもらえなくて、サイドやったり、トップ下やったり、色んなポジションをやってたけど、どのポジションでも「やらされてる」「ぴんとこない」プレーしか見ることはできなかった。(トップ下の時にFW的な仕事に回ったときはすばらしかったけど)
ここに来て、やっと本来のFWに戻され、そうなるとまさに本領発揮の勢いで活き活きと、水を得た魚のように、プレーしてるのが本当に嬉しいし、健勇やっとスタートラインに立てたねえ、と思う。
とはいえ、この試合でのボギョンへのアウトで絶妙にカーブをかけた縦パスなどは、サイドでの経験が役立っているのだろうと思うし、結局は一年他ポジションで回されてきたことは、決して無駄になってはいないのですよね…っていうか、そのための他ポジション経験だったのでしょうし。
ほんとうに思っていた以上のスケール感を見せてくれて、ほんとうにわくわくしました。
また次節でも、ベンチに入れることを願いますし、試合に出られたら、今度こそはゴールを決めてほしい。
そして後輩の初出場を自分のことのように祝福していた龍くんも…。
彼らに、ゆくゆくネオ凸凹コンビとして、アキとモリシに負けないくらいの魅せて強い名コンビになってほしいなと思っているのは私だけではないと思います。がんばってほしいな。
そしてこの試合。無失点で終われたことが何よりも収穫でした。
それもまた、前線からのがんばりが実を結び、中盤のマルチネス中後のフィルターが機能して、余裕を持って2バックが守備をできたからこそのこと。ここが一番チームの自信を取り戻せたと思うのです。
ヒーローインタビュー茂庭さん。一足遅れてのウイニングウォークの彼を…。
MO・NI・WA!
そっしてそして。
この試合スタンド観戦だった清武弘嗣さん。
ほんと次出られたとして、本当に頑張らないと、正念場ですよ。
ていうか、仕事で観に来てるのに、自分ちのスタジアムの一般座席に土足で足掛けて、ふんぞり返ってるなよ…。何様だってんだ、おまえ。
(こういうことも目にしたくない厳しい苦言のうちに入るのかな…はあ。常識以前ですよね)
清水戦で新しく、気持ちを入れ替えたチームの、必死で最後まで粘り強くやりきる力と、全員が同じ方向を向いて頑張る気持ちの強さ。君はそのレベルでやれるのか、ちゃんと必死で同じベクトルで走り抜けるのか。
激闘のあまり、足をつる選手も続出した清水戦をみていて、なにか感じてくれてたらと思いますが…。どうなんだろうなあ…。
鹿島戦でメンバーに入ることができたなら、できる限りの力で、自分もまたこのチームの一員として、頑張れるレベルの選手なんだってことを前向きに証明してほしいです。
君の持っている力を、去年みたいな謙虚な気持ちで100%出し切ることができるなら、それは可能なはずですから。
(…ほんとあの頃の謙虚な気持ちどこに行ってしまったんでしょうか?)
自信を持つのと、勘違いするのは、違うよ。
ほんと、いずれもう一つ山を越えないとだめだろうって思ってたんですが、思った以上に早く彼の正念場が来てしまったのではないかと思い、はらはらしています。しかも自分で穴掘る形で。
どうなることやら…。
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PROFILE
(twitter:@rayrblu)
セレッソ大阪をのんびりまったり応援しています。
2013年。今年は節目の年になりそうな予感がします。
なんせあの子が8番をつけたんですもの。なにかが起こらない、わけがない。
元8番の眠い目のネズミくんと、イギリスでもやっぱり頑張る慎重でせっかちなコマねずみ君も引き続き全力で応援しています。


