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長居にアキ復活

「魂を置きに来ました」

そう、初出場の水戸戦後のスカパーのヒーロー(?)インタビューで語った彼。

どうしても、フランスW杯の時のカズのあの有名な言葉を思い出させるそのせりふを聞いて思わず笑みがこぼれてしまった。
ああもうなんて、この人はかっこよくて、かわいいんだろう。
良くも悪くも全く嘘がつけない。だから、しばしば誤解もされる。だから、どっぷりと深く人の心をわしづかみにして、愛される。

去年、乾がマリノスから移籍してきて、香川、カイオとの3人を中心とした怒涛の攻撃力を現し始めてから、特に香川-乾のコンビネーションに対しての評価が急上昇しだしてから、私はちょっとした違和感を感じていた。

「こんなもんでいいの?」

二人のコンビは、高いテクニックと持った小柄なドリブラーである二人が、狭いスペースでのワンツーを高度に駆使して深く切り込んでいけるところが魅力だけど、まだまだ、上手く行くときもそうでないときも、見てて想像できる範囲内のことなんですよ。真司ひとりの持ってる力と乾ひとりの力を合わせて何倍にもなってるっていうような感じでもないし…。「ボールじゃなくて人につけば対応できる」で対応されちゃうのもそういうことなんじゃないかと思ってた。
もちろんそれをがちがちに引かれてスペースもほとんどない中でそうして得点を重ねていけることはすごいことなんだけど…。

「もっと素人のちっぽけな想像なんて根底からひっくり返すようなものを見せてほしい」のです。

それはこんなもんじゃない、ってことは知っている。
今まで何度も見せてもらってきたから。この長居で。
だから、理想は高く、贅沢になる。

その「想像を超えた世界」を見せてくれてたコンビの、その片割れの人がいまここにいる。

戻ってきたその人が、まだ本調子ではないにせよ、どんな風にこの若いチームに入っていくのかと、心配はしないけど、興味深々だった。
特に、この能力溢れるけれど、若くて一本調子なこのチームになにか新しいエッセンスを与えてくれるに違いない、と思ったので。

そしたら…ちょっと拍子抜けというか、なんだか不思議な思いをさせられることになった。

その人は水のように自然にチームの中に溶け込んでいた。
そして、いつのまにか「そこにいる」ことで、若い選手達を落ち着かせ、必要なもの、むかうべき所を指し示す。言葉で言うだけでなく、自分が走り、ボールにさわり、展開する、そのプレーの中で、少し力の入りすぎたチームを楽にさせて、いい方向へと変えていく。

それは、もしかしたら形は違うけど、なによりも今はアンバサダーとなった相方の人の本領であった仕事、ここに誰かいてほしい場所に必ずいて、足りないところには必ず繋ぎに入っていて、危険な場所には必ずフォローにまわっている…そうすることでチーム全体の血液となっていた…それと非常に似ているかもしれない。


真司も乾も、たぶん代表に行って上手い選手達とプレーして、すごく目を開かれたと思うし、だからこそ、上に行かなきゃって気は一層強くなっていると思う。いずれセレッソを出て海外へとかそういう方向性も含めて。

でも、その前に、この人とプレーすることで、自分のレベルをもっと上げてみなさいよ、と思う。

今まで君達がプレーしてきたセレッソには、そういうすごい人…君たちよりはるかに上のレベルの選手はいなかったけど、今はいるんだから。
その状況を楽しんでみなよ。


「セレッソのサッカーはやってて楽しい」と君達はよく言う。

きっともっとこれから、今までのなんか目じゃないくらい、めちゃくちゃに楽しくなるよ。

たぶんね。

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Ray
(twitter:@rayrblu)

セレッソ大阪をのんびりまったり応援しています。
2013年。今年は節目の年になりそうな予感がします。
なんせあの子が8番をつけたんですもの。なにかが起こらない、わけがない。

元8番の眠い目のネズミくんと、イギリスでもやっぱり頑張る慎重でせっかちなコマねずみ君も引き続き全力で応援しています。

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