桜並木をてくてくと
CEREZO OSAKA SUPPORTING BLOG
モリシの本気
昨日、朝方そのニュースを知ってから、力がぬけたようにへろへろで、月末仕事をこなしながらもなんだか宙にぷかぷか浮いているような感じがしていた。
ブログになにかまとまった言葉を書く気になんかなれなかった。
モリシには、もっともっと昔からすごくモリシを好きで、心酔し、彼を一番愛しているファンのひとたちがいっぱいいるので、なんとなく私はセレサポでいた間ずっと一歩ひいたところからその人を見てきた感じがありました。
だけど、なんだろう、この喪失感の大きさは。
モリシを見ていて、なんでこの人はこんなことができるんだろう。たぶん、モリシにしか見えていないなにかが、ピッチの上にはあるんだろうなあ…そう思わせる、スペースの感覚、飛び出しのタイミング、危ない場面に全て顔を出してコントロールしてしまう、驚くべき危機察知力。なんでもないように行われるプレーの信じがたい質の高さに、いつも驚かされ、楽しませてもらってきていた。
あらためて、セレッソを見るようになったこと、2000年から今までの、だけだけど、彼のプレーをサポーターとして見られたことはものすごく幸せなことだったなあと思って、それがもう見られないんだなあ…ということをぼんやりと噛み締めていたのです。
…そして、今日の会見。
J'sゴールに、そしてオフィシャルに掲載された全文を読んで、ほんとにびっくりしたのです。
モリシの言葉で、香川真司という選手をはっきりと名指しで、セレッソの将来を背負っていける人が出てきてくれた、だから引退する気持ちになった、とまで言われてしまうとは、さすがに思ってはみなかったのです。
8番を継いでほしい、と自ら伝えたということも。
モリシが、アキや嘉人が海外に行ったとき、そして移籍していったとき、その時のことを思いだすと、決して彼は外への希求を持った彼らを引き止めたりはしなかったから。てっきり、私はモリシという人は、人のそういった「どこかに行きたい」という気持ちに水を差すことは決してしない人なんだと思っていたから。
…たとえどんなに自分に必要な人であっても。
うーん…。
一方で、わたしは、モリシはことサッカーに関してはものっすごいシビアで、真剣で、甘え的なものこれっぽっちもない人だと思っているのです。ピッチの上でのプレーを見ていて、勝手に思っていることなのですが…。
その彼が、真司に自分の跡を継いでほしいと願い、引退会見の場でその思いを公にし、8番をつけてほしいと言った。
その話をした食事の席で、真司は喉元に真剣をつきつけられたような思いで聞いたんじゃないだろうかと思うし、モリシもまたそのくらいの気持ちで、伝えたことなのじゃないかと思うのです。
その、偉大な…日本人が、日本人であることの特性を存分に生かして、どこまで凄くなれるのか、ということを体現したような唯一無二の選手が。
これがどんなにすごいことかと考えて、震えた。なんか涙出た。
あとね、もう一つ。
モリシがああいう公式の席で、あれだけ真剣にそう言ってくれたら、真司は、来期セレッソに残ったとしても、そのことを正当とする理由ができるんですよ。
もしかしたら、サッカー協会の人たちなんかは苦虫をかみつぶすかもしれないけど…。
モリシは、真司にセレッソを引っ張ってほしいって宣言することで、その責任は俺が取る、って宣言したようなものだよ。
仙台戦で負けた後、一部報道では真司の来期の去就について言及するものもあったけど、わたしはあえて、それについては触れるまいと思っていたのです。
それはまだ…ほんとに数字上の、といっていいようなものであっても、完全に決着がついたわけじゃないってこともあるけど、それだけじゃない。
正直、真司にJ1のチームからオファーがあったら、それを蹴ることは難しいだろうと思っていたから。
A代表であるという立場もあるし、今のセレッソが、そこでまた一年このチームでJ2を戦う価値があるチームなのかというと、サポーターの目から見ても、お世辞にもそうは思えないのが現状です。
今年よりもっとよくしていこう、という動きはすでに見られるけれど、実際、良くしていくためには現場にいくつかの新しい条件を設定できなければ、実現は難しいと思うし…正直まだ何もわかりません。
だから、香川真司という稀有な才能にもっともっと大きく成長していってほしいと強く望むファンの一人として、チームが来期、そしてそれ以降に向かっていい加減な指針しか示せないようなら、移籍したほうがいいとさえ思っていました。
真司の心情的なものはわからない。
けれど、サウジから帰国した直後の甲府戦、東京から合流せず、一旦大阪に戻ってバス移動で甲府行きすることに決めたその理由が「仲間と一緒にすごしたいから」という彼だし、度々の理不尽な人事に、本気でチームのために怒りをあらわにしても来た、そういう彼なので…推して知るべしかもしれませんが。
でも、心情的なもの、チームや仲間への思いが強くあっても、自分をもっともっと向上させたいという思いは人一倍強い子だし、J1でプレーしなければそういういい環境は得られないという思いや、周囲のアドバイスもあると思うし…そのあくなき向上心の方が、最終的には先行するのではないかと思ったのです。
でもね、モリシの引退会見の言葉で、真司がセレッソにいるってことの意味が、全く違ってくる。
もしかしたら、そのこと自体を、セレッソというチームを向上させていくための指針となるような意味も同時に生まれてくる、かもしれないとも思う。
そう簡単に、人の人生を左右するようなことを、言うような人じゃない。
たぶんこれは、彼が今までピッチの中で無我夢中でやってきたことの、その続きの始まりだ。
…なんというやみくもで、強引で、純粋な力。
本当に、どんだけセレッソを愛しているんだ。モリシは。
真司が、もしモリシのいろいろな思いや、願いを受け止めて、その上で、自分が一番いいと思う形を選んでくれたらいい。それでもやっぱり上のレベルでプレーしなければってことになるなら、それも彼の決断だ。
でも、まだまだ一緒にいて、上を目指したいし、引退するとはいえ、チームに居続ける偉大な人から、多くを学んでもほしい。それは、サッカーでプロとして生きていくことを選んだ君の人生の中で、絶対にものすごい大きな宝になると思うんだ。
私たちは、小さな力だけど、全力で、できるかぎりサポートするから。
ブログになにかまとまった言葉を書く気になんかなれなかった。
モリシには、もっともっと昔からすごくモリシを好きで、心酔し、彼を一番愛しているファンのひとたちがいっぱいいるので、なんとなく私はセレサポでいた間ずっと一歩ひいたところからその人を見てきた感じがありました。
だけど、なんだろう、この喪失感の大きさは。
モリシを見ていて、なんでこの人はこんなことができるんだろう。たぶん、モリシにしか見えていないなにかが、ピッチの上にはあるんだろうなあ…そう思わせる、スペースの感覚、飛び出しのタイミング、危ない場面に全て顔を出してコントロールしてしまう、驚くべき危機察知力。なんでもないように行われるプレーの信じがたい質の高さに、いつも驚かされ、楽しませてもらってきていた。
あらためて、セレッソを見るようになったこと、2000年から今までの、だけだけど、彼のプレーをサポーターとして見られたことはものすごく幸せなことだったなあと思って、それがもう見られないんだなあ…ということをぼんやりと噛み締めていたのです。
…そして、今日の会見。
J'sゴールに、そしてオフィシャルに掲載された全文を読んで、ほんとにびっくりしたのです。
モリシの言葉で、香川真司という選手をはっきりと名指しで、セレッソの将来を背負っていける人が出てきてくれた、だから引退する気持ちになった、とまで言われてしまうとは、さすがに思ってはみなかったのです。
8番を継いでほしい、と自ら伝えたということも。
モリシが、アキや嘉人が海外に行ったとき、そして移籍していったとき、その時のことを思いだすと、決して彼は外への希求を持った彼らを引き止めたりはしなかったから。てっきり、私はモリシという人は、人のそういった「どこかに行きたい」という気持ちに水を差すことは決してしない人なんだと思っていたから。
…たとえどんなに自分に必要な人であっても。
うーん…。
一方で、わたしは、モリシはことサッカーに関してはものっすごいシビアで、真剣で、甘え的なものこれっぽっちもない人だと思っているのです。ピッチの上でのプレーを見ていて、勝手に思っていることなのですが…。
その彼が、真司に自分の跡を継いでほしいと願い、引退会見の場でその思いを公にし、8番をつけてほしいと言った。
その話をした食事の席で、真司は喉元に真剣をつきつけられたような思いで聞いたんじゃないだろうかと思うし、モリシもまたそのくらいの気持ちで、伝えたことなのじゃないかと思うのです。
その、偉大な…日本人が、日本人であることの特性を存分に生かして、どこまで凄くなれるのか、ということを体現したような唯一無二の選手が。
これがどんなにすごいことかと考えて、震えた。なんか涙出た。
あとね、もう一つ。
モリシがああいう公式の席で、あれだけ真剣にそう言ってくれたら、真司は、来期セレッソに残ったとしても、そのことを正当とする理由ができるんですよ。
もしかしたら、サッカー協会の人たちなんかは苦虫をかみつぶすかもしれないけど…。
モリシは、真司にセレッソを引っ張ってほしいって宣言することで、その責任は俺が取る、って宣言したようなものだよ。
仙台戦で負けた後、一部報道では真司の来期の去就について言及するものもあったけど、わたしはあえて、それについては触れるまいと思っていたのです。
それはまだ…ほんとに数字上の、といっていいようなものであっても、完全に決着がついたわけじゃないってこともあるけど、それだけじゃない。
正直、真司にJ1のチームからオファーがあったら、それを蹴ることは難しいだろうと思っていたから。
A代表であるという立場もあるし、今のセレッソが、そこでまた一年このチームでJ2を戦う価値があるチームなのかというと、サポーターの目から見ても、お世辞にもそうは思えないのが現状です。
今年よりもっとよくしていこう、という動きはすでに見られるけれど、実際、良くしていくためには現場にいくつかの新しい条件を設定できなければ、実現は難しいと思うし…正直まだ何もわかりません。
だから、香川真司という稀有な才能にもっともっと大きく成長していってほしいと強く望むファンの一人として、チームが来期、そしてそれ以降に向かっていい加減な指針しか示せないようなら、移籍したほうがいいとさえ思っていました。
真司の心情的なものはわからない。
けれど、サウジから帰国した直後の甲府戦、東京から合流せず、一旦大阪に戻ってバス移動で甲府行きすることに決めたその理由が「仲間と一緒にすごしたいから」という彼だし、度々の理不尽な人事に、本気でチームのために怒りをあらわにしても来た、そういう彼なので…推して知るべしかもしれませんが。
でも、心情的なもの、チームや仲間への思いが強くあっても、自分をもっともっと向上させたいという思いは人一倍強い子だし、J1でプレーしなければそういういい環境は得られないという思いや、周囲のアドバイスもあると思うし…そのあくなき向上心の方が、最終的には先行するのではないかと思ったのです。
でもね、モリシの引退会見の言葉で、真司がセレッソにいるってことの意味が、全く違ってくる。
もしかしたら、そのこと自体を、セレッソというチームを向上させていくための指針となるような意味も同時に生まれてくる、かもしれないとも思う。
そう簡単に、人の人生を左右するようなことを、言うような人じゃない。
たぶんこれは、彼が今までピッチの中で無我夢中でやってきたことの、その続きの始まりだ。
…なんというやみくもで、強引で、純粋な力。
本当に、どんだけセレッソを愛しているんだ。モリシは。
真司が、もしモリシのいろいろな思いや、願いを受け止めて、その上で、自分が一番いいと思う形を選んでくれたらいい。それでもやっぱり上のレベルでプレーしなければってことになるなら、それも彼の決断だ。
でも、まだまだ一緒にいて、上を目指したいし、引退するとはいえ、チームに居続ける偉大な人から、多くを学んでもほしい。それは、サッカーでプロとして生きていくことを選んだ君の人生の中で、絶対にものすごい大きな宝になると思うんだ。
私たちは、小さな力だけど、全力で、できるかぎりサポートするから。
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PROFILE
Ray
(twitter:@rayrblu)
セレッソ大阪をのんびりまったり応援しています。
2013年。今年は節目の年になりそうな予感がします。
なんせあの子が8番をつけたんですもの。なにかが起こらない、わけがない。
元8番の眠い目のネズミくんと、イギリスでもやっぱり頑張る慎重でせっかちなコマねずみ君も引き続き全力で応援しています。
(twitter:@rayrblu)
セレッソ大阪をのんびりまったり応援しています。
2013年。今年は節目の年になりそうな予感がします。
なんせあの子が8番をつけたんですもの。なにかが起こらない、わけがない。
元8番の眠い目のネズミくんと、イギリスでもやっぱり頑張る慎重でせっかちなコマねずみ君も引き続き全力で応援しています。


