桜並木をてくてくと
答えはあるような気がしてるのに。@第29節・横浜FC戦(長居)
キャンプを通り過ぎたらなにかが変わって帰ってくるかもしれないから、と思っていた。
けど何も変わっていなかったねえ。なんでなんだろう。
座っていた、後ろのセレサポさん家族…の小学校低学年くらいの男の子が、試合がしばらく進んだ後、プレーが止まった時間帯に、ふと
「…今日のアレーは悪くないなあ」
と冷静につぶやいたのが耳に入り、すごくツボに入って、笑い崩れそうになるのを押さえるのに必死だった。
大人の私もちょうどそう思っていたところだったから。
そうよね、アレーはひどく酷評されることが多いけど、この日は、特に前半は随分と玉離れも良く、大きなサイドチェンジもたびたび成功させ、決して悪くは無かった。
でも、彼はJリーグにおいては、外国人で、助っ人なんだよ。
助っ人が、「悪くなくてあの程度」じゃだめなんだ。
昨日は明らかに不調だったジェルマーノだけど、彼は好調のときはチームを牽引する仕事ができるから、外せないのはわかる。だけど、アレーに関しては彼がいることを前提にシステムを組み立てるに値するだけの価値はないと、やっぱり思う。
アレーはアレーなりにがんばっているのははっきり見て取れるんだけど…もうそれは彼を選ぶレヴィーの問題で、アレーの問題じゃない。
シーズン当初からずっと言われ続けている「メンタルの問題」は一体どこから生じるのかっていうのをずっと考えてて、山形戦の時にはっきりその答えをみつけたような気がしていたんです。
レヴィーさんが監督をするかぎり、ブラジル人選手を優先して起用する傾向ってのがついてはなれないなあ、っていうのはシーズン当初からずっと思っていて、決して公平ではないスタメン選考基準がチームに対して良くない影響を与えているのではないかと感じていた。
ホームのスタンドの一般のサポさんからさえもうかがえるアレーに対する異様な不信感も、羽田や青山、藤本といった実際にそれなりの高い能力やがんばりをみせてきた選手たちを押しのけて、アレーが飛びぬけて高い水準のプレーを平均してみせるでもなくスタメンでい続けていることへの不信からだと思うし、それと同じ感覚を、共にプレーしている選手たちが持たないでいられるのか、っていうことを。
そういう考えでプレーするのはプロとして失格だという考えももちろんあるだろうと思う。
けれど、実際生身の人間がその気持ちを持って戦う中でそういったことが影響してこないわけはないのではないかと、思ってきたのです。
山形戦の時には、ブラジル人抜きの布陣で、それまで見たことないくらいのハードワークを見せて、上位の相手に対して勝利を得ることができた。その後の選手たちの充実感にみちたコメントを見て、「ああ、やっぱりそうだったのかな…」って感じざるを得なかった。
日本人だけでやって、それで全員の選手がフォアザチームを貫いて、意思統一して同じベクトルを向いて必死で戦えるなら、その方が、バラバラの思惑が飛び交い、かみ合わないチームよりそりゃ強くなれるよ。
レヴィーはそういうことは全く感じてはいないのかな?
または、感じても、「プロとしてありえないこと」と無視しているのか…こちらの可能性の方が高いかな。
新しい選手として、カイオがやってきて、またジウトンという選手がやってきて、レヴィーはおそらく彼らを使っていくんだろうと思うのですが、彼らが彼らのポジションにおいて、ジェルマーノ並かそれ以上の高い能力を持ち、それをすぐに発揮できないなら、余計事態を悪化させるだけにしかならないんじゃないかと恐れています。
昨日の試合で見て、カイオくんの運動量や動きの質は結構面白いものもあるとは思ったけれど、それが勝利を引き寄せる力になりうるかどうかは判断できない。無駄な動きが多すぎて、頭の良いプレーヤーという感じはあまりしなかったし。
だけど、もう、お試しできる時間も、「慣れるまでは我慢して使う」時間すらもない。
カレカのように、散々長い時間かけて試してみて「フィットしなかった」というのはもはや許されないのです。
全員が高いプロ意識を持って、メンタルを強く、なんてお題目をとなえるだけは簡単だ。
そういいながら、一方ではプレーする選手の気持ちを殺ぐようなことが行われているならなんのことやらです。
今の時期に堅実さに背を向けて海のものとも山のものともわからない可能性の確認に新たな時間を費やすことと、しっかりとつかんだ勝利の感触を土台にして、足元からかためていくことと、どちらが確実に目の前の勝利をひとつずつ掴み取っていくという目的につながるかは、疑いもないくらいにはっきりしたことだと思うのですが…。
それでもまだ博打を打つことを選ぶ人のプロ意識の方を疑うよ。
試してみて、結局ダメだった、昇格できなかった…ってことになって、レンタルの選手は帰還し、上位リーグで通用する選手は引き抜かれ、ブラジル人監督と選手たちは帰国し、焼け野原ってことになっちゃったら、応援するサポはやりきれませんよ。
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PROFILE
(twitter:@rayrblu)
セレッソ大阪をのんびりまったり応援しています。
2013年。今年は節目の年になりそうな予感がします。
なんせあの子が8番をつけたんですもの。なにかが起こらない、わけがない。
元8番の眠い目のネズミくんと、イギリスでもやっぱり頑張る慎重でせっかちなコマねずみ君も引き続き全力で応援しています。


